歯車弾道計算機

昔、レジは 桁ごとに割り当てた 数字ボタン押す「入力」と
内部で 歯車回す「演算」 出揃った数字「記憶」して
小窓に計算結果を 「出力」する 4つの装置で出来てた

戦争で大砲の 弾道計算したくて レジを改造
三角関数使い 撃ち出す角度を「入力」 弾を発射
それを電気回路の スイッチオンオフの 2進数で表し計算

オンオフ 1ビット 8桁 1バイトにまとめ効率化 大量のデータ「入力」
「演算」プログラムの複雑さ 「制御」装置で中央処理
ノイマン型コンピュータの 5大装置出揃う

歯車弾道計算機 電流の有無で オンオフ表す
真空管だと壊れやすく
歯車弾道計算機 トランジスタ走る電圧
高低 オンオフして ノイズ減らし 安定性高めて
ケイ素なシリコンが 絶縁と半導体 二役こなし
電気通す銅 はんだ付けの手間 プリント基盤印刷で 高速化

歯車弾道計算機 入力に対し答え
1つだけ出力する 計算工程の 重複端折り
加速する量子コンピュータ 計算を並列化し
出力手前で 確率として保持し 可能性追い込み
電子の粒と波 二面性使い 道筋重ね合わせ
素因数分解の 総当たりステップを避けて 計算を効率化
暗号解読時間を 1億年から たった1日に高速化
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