世界市民はすべての旗を降ろす

静けさを切り裂いて、
ねぇほら、産声あげたよ
地平線染めて
淋しげな横顔は、ねぇ誰?
窓辺の雀が小首かしげてる

追いかけて思いの淵で溺れ漂う、
遠い夢の影を踏んで
世界中のすべての空の下で
一つの朝を分けあう魂よ

空駆ける鳥どこへ、ねぇ行く、
巣立ったばかりの心傷つけて
はかなさも受けとめて、
ねぇほら、こんなに小さな花が実をつけた

太陽はたくさんの雲従えながら
次の舞台裏を覗く

世界中のすべての空の下で
ルールルル
世界中のすべての空の下で
一つの愛を分けあう魂よ

限りない沈黙も、ねぇほら、呑みこむ
素晴らしい朝が生まれたよ

耳を澄まして 大地の声を 聞こう
世界中の すべての旗を捨てて
大地の声を心に呼びこもうよ

世界中のすべての旗を捨てよう
空と大地が 蘇る 夜明けよ
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