スバル

雪のつもる夜は無音の音が包む
煌星の囁きさえ聴こえるほどに

汚れなき夜に この身を浸して
かさぶたをつくり この夜を超えて

あぁ 神様。
どうして悲しみばかり
そっと与えては行くのですか?

つらら光る夜は透明の粒子が舞う
スバルの一星さえ鮮やかに見えるほどに

汚れなき夜は この身を隠して
眠りへと誘う この夜のために

あぁ 神様。
どうして苦しみばかり
そっと与えては行くのですか?

あぁ 誰か。
いつかはこのあたしに
そっと触れてみてはくれるのですか?
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