宮古網場の大漁しぶき

幾春秋(はるあき)の 港の花は
宮古漁師の 大漁しぶき
先祖伝来(ゆずり)の 血潮を燃やし
時化(しけ)の漁場(りょうば)へ 舵とるあなた
無事を祈願の 朝日が昇る(ソーリャソリャソリャソリャ)
網場(あんば)様に(ドッコイ) 両手を合わす

似てくる日毎(ひごと) あなたとこの児(こ)
海の女房の 宝じゃないの
沖のうみねこ わんさと騒ぎゃ
今日も見えます 大漁旗が
滾(たぎ)る笑顔の 帰りを待って(ソーリャソリャソリャソリャ)
黒髪(かみ)を束ね(ドッコイ)網刺す波止場

幾年月を 命の灯台(あかり)
守り導く 大漁岬
潮風(かぜ)に抗(あらが)う 錦の船は
男度胸の あなたの誉(ほまれ)
宮古港の 間祝(まいわい)囃子(ソーリャソリャソリャソリャ)
網場(あんば)様に(ドッコイ) 御神酒(おみき)を奉(ささ)ぐ
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