初めての終わり

すれ違い始めた想い
気づかないふりをしてた
夕暮れの淡い光
包まれた帰り道

揃わない歩幅
少しずつ開く
距離も小走りして
誤魔化し続けてた

愛しているの言葉を
聞くたびに寂しくて
君の優しい嘘は誰の為に?
放した手の温もりは
今も締め付けるけど
心は悲しみさえもまだ
抱きしめていたいから

ただ隣にいるだけで
満たされてたはずなのに
いつからか求めすぎて
君の事苦しめてた

形だけの『ごめん』
欲しかったわけじゃない
ただその瞳に私
映してほしかったの

お似合いだねって言われる
たびに心叫んでた
君と違って嘘が上手みたい
放した手の温もりは
今も締め付けるけど
言い聞かせていたいの
これで良かったと

窓際飾られたカサブランカ
一枚ずつ花びら落としていく
何度も季節は巡ってくるのに
あの頃にはもう戻れない

さようならを告げた日に
二人涙流した
もう謝らないで
笑顔が好きだよ
失ってから気づくと
後悔することなら
わかってたけど
これで良かったの

愛しているの言葉を
聞くたびに寂しくて
君の優しい嘘は誰の為に?
放した手の温もりは
今も締め付けるけど
思い出は綺麗なままずっと
抱きしめていたいから
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