かくれんぼ

夏も近付く八十八夜
月の裏側足跡遺し
祭囃子に合わせ
手をヒラヒラ振る仕草
睡蓮の花に見えて
ため息一つ溢れ
蝉の声と花火の音響く 僕の鼓動高鳴り
君の黒い髪に口付けした こんな日々よ永遠に続けと
願ってた純情 忘れない
冬も近付く月さゆる夜
雪の化粧に足跡遺し
姿消したのは何故?
胃がキリキリ痛みだす
未練の黒い塊
喉に詰まったままで
白い吐息積もる想い出達 僕の涙枯れ果て
君の顔が脳裏に焼き付いて こんな日々よ溶けて失くなれ
願ってる孤独は 哀れだね
虚しさの行方は?
春の色もセピアの沈黙で 僕の生きる意味も無い
君の居ない世界に絶望を こんな日々よ燃えて灰になれ
無情に終わらない 叫べど終わらない シナリオが見えない
かくれんぼ
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