粉雪のぬくもり

夜明けに 降り積もる
粉雪の 白いささやき
好きとも言えず 離れた
そう あなたが浮かぶ
今でも 信じてる
冬の日の あの約束を
「君なら大丈夫さ」と
言ってくれた放課後

戻りたくて 戻れない
恋をしてた遠い空
二度と会えなくなる日が
来ることも知らず
忘れたくて 忘れない
照れたような 微笑みも
消えることのない あなたのぬくもり

今さら 探してる 冬の日の 熱いまなざし
口癖 真似しあっては 笑い転げてた日々

夜明けを追いかけて
粉雪を踏んで歩けば
ダッフルコートのあなた
振り向きそうな 舗道

戻りたくて 戻れない
ちぎれた夢 つないでも
別々の空の下で
生きているふたり
忘れたくて 忘れない
心告げられぬままに
はがゆさだけを残した
あの日の教室

どんなオトナになったの?
どこで誰と生きてるの?
幸せでいてと願う 粉雪に

今さら 探してる 冬の日の 熱いまなざし
口癖 真似しあっては 笑い転げてた日々
×