あこがれ

小さい頃おとなになれば
叱られないですむと思ってた
長い間憧れてた
としに近付いたこと ふと気付く
思うままにすべてが
うまくいきすぎた時に
誰も声をかけないなら
自分で咎めて生きてきた

小さい頃 おとなになれば
この家を出られると思ってた
長い間望んでいた
としに近付いたこと ふと気付く
いつの間にか独りで
暮らし始めていたけれど
寒い部屋を暖ためるのは
愛を与え続けてきたあなた
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