那由多の夢

傾く 月明かりに 泳ぐ影は儚くて
ともした 灯り一つ 手のひらで包んでいた

あなたを求めて 心は夜をさすらう

抱きしめて 身動きできないほどに
刹那の夢 永遠が見える

ほほえみ 淡く照らす 月が隠した横顔
涙が青くつたう 淋しさが溶けてる色

言葉はいつでも 心を少し裏切る

抱きしめて 熱い鼓動重ねて
とどかぬ夢 指先の彼方

抱きしめて 全てが溶けるくらい
怯えた夢 焼き尽くすように

このままでいたい 夜が果てるまで

抱きしめて 全てが溶けるくらい
那由多の夢 降り注ぐ奇跡

抱きしめて 身動きできないほどに
刹那の夢 永遠が見える

いつかこの胸の 闇がつきるまで…
×