野性よもどれ

蒼白い顔の 弟たちよ
心まで 蒼ざめるな
男であることに 恥じて
生きることを ためらうな

野性よ もどれ
駆け巡る 血をたぎらせ
野性よ もどれ
愛するひとのために使えよ

大都会の屋根の上で
月の光 浴びていたら
風の匂いも 波のさわぎも
感じることが出来る

蒼白い顔の 弟たちよ
未来まで 閉じ込めるな
時代の落し子になって
背中向けて うろつくな

野性よ もどれ
おおらかに 息吸い込み
野性よ もどれ
愛するひとを抱いて歌えよ

大都会のビルの谷を
靴をぬいで 走りながら
川の流れや 海のうねりに
ときめくことが出来る

野性よ もどれ
駆け巡る 血をたぎらせ
野性よ もどれ
愛するひとのために使えよ

大都会の屋根の上で
月の光 浴びていたら
風の匂いも 波のさわぎも
感じることが出来る
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