哀しみのコルドバ

あたたかい香りが
辺りに満ちて
その時君の睫毛がふるえた
初めての口づけ
熱くやさしく
サフランの花が
溜息にゆれた

ふたりは誓った
変らぬ愛を
変らぬ愛などないと知らずに
サンタマリアの祈りの庭で
聞く鐘の音に幸せ数え
互いの瞳 見交わしながら
雲を踏むように
歩き続けたね
×