カフェラテ

思い出す体温は、気付いてた内存で、聴こえたの哀音、「君が好きだったよ」
思い出した季節は、雪日のミルク色、歌ってよ愛音「僕も好きだったと」

冷えた手を何度も押し付け合い、寒いねと今年も笑えたなら
温めて欲しかったな

ああ、君はきっとあの日から少しずつさよならの準備をしてたんだと
混ざりきったカフェラテに二人を映していました

偽物の体温が、残っていて内存が、呟いた哀音、「悪い夢を見たわ」
偽物になったとき、消えていったライトで、煌めいた藍音
星は通り過ぎた

クリスマスなんて忘れてしまうほど、今年も抱き合えると
思っていたんだけどな

ああ、君はきっとあの日から少しずつさよならの準備をしてたんだと
冷めて残ったカフェラテに私を重ねていました

ああ、君はきっとあの日から少しずつさよならの準備をしてたんだと
君がこぼしたカフェラテを眺めて気づいていました
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