Gift From Heaven

季節が移り行く 時間(とき)の中で
ふと足を止めて 見上げれば空に茜雲

懐かしい香りと この散歩道
まぶた閉じれば 遠い日の思い出が蘇る

肩車 秋祭り
大きな背中の温もり
写真が苦手でいつもぎこちない
笑顔ばかりのアルバム

夕暮れ間近の公園通り
ふと足を止めて 見渡せばあの頃のままだね

ほのかな街灯り 家路へ向かう家族連れ
はしゃぐ子供達 そんな1コマが幼い日の自分と重なって

思わず溢れ出す 涙と込み上げる想い
伝えきれなかった「ありがとう」の言葉を
風よ空高く運んで…

大きな愛と人生という尊い贈り物
時折思い出す優しくて厳しい面影を…

静かに時は流れ 少しづつ悲しみも薄れて
今はあたたかな光に包まれ 心が色付いてゆく

ただ もう一度だけ
そう もう一度だけでいいから
会いたいと願う秋空に…
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