雨上がり

夕暮れ 雨上がり セミの声
風がささやく音
君は木立の滴集め 指で空に弾いた

あの頃の夏はただ風も優しく
その優しさに今もおぼれている

もう少し君とこのままで
ゆっくり時を感じていたい
Ah すべてが動き出す前に
君だけに伝えよう いつでもそばにいる

なんだか不思議だろ 嘘みたいに
素直になれる気がした

意地の張り合いも 不器用な想いも
あふれ出すような愛に変わってゆく

ねぇ ふたりの大切な景色さ
けんかの後の夕焼け空
Ah 変わってゆく季節の中に
いつでもどこでも 君が映ってる

ねぇ もう少し君とこのままで
ゆっくり時を感じていたい
Ah すべてが動き出す前に
君だけに伝えよう いつでもそばにいる
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