八月は僕の名前

あなたが僕の名前を呼ぶ
当たり前のように
朝が来て何処かへ消えても
僕の名前を呼ぶ

魔法のように溶ける僕は
あなたの名前を呼んだ
夜になって何も見えなくなっても

今から僕は眠るから 今なら僕は夜の天使
今ならあなたの名前を思い出せるから

夢を思い出せないまま
深い森の中で たった少しの寂しさと
一緒に眠ったよ

今すぐ迎えに来てくれよ
今すぐ僕に触れてくれよ
今なら忘れかけた 名前も思い出せるから

八月の夜の僕らを 冷たく放り出せるだろう
今からあなたの名前を何度も繰り返す

今から僕は眠るから 今なら僕は夜の天使
今ならあなたの名前を思い出せるから
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