スイミー

忘れたはずの小説
想い出す夢見てるみたい
机の隅 ペン先で彫る
魚の目は僕の胸を刺す

直撃した彗星の恋
をずっと前から見てたように
伝わるのさ
波のように
島を渡る
鳥のように

ねぇどこにかくれんぼ
おぼえているさ
ただ奥にしまって
大切にしてた
それだけのことさ

そうスイミー君は確か
強く泳ぐ変わり者さ
僕とよく似ているね
自由にやれるから
またここで会えるかい?
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