ピアノとわたし

卒業の朝がきて
友達に花を贈る
みんなでこの門を
くぐるのも今日が最後

教室の隅においた
古いピアノを弾いた日々
かすれた“ラ”の音が何故だか
好きだったの

学園祭には歌をうたった
みんなであなた囲んで

私きっと忘れはしない
友達も校庭のかがやきも
ピアノの音色とともに
ピアノとともに
×