止まない雨音

土砂降り雨の中 傘をささず考えていた
いつまで?何のために?
ここにいる意味なんてあるのか

ずぶ濡れ雨が僕に
無力ばかりを打ちつけてくる
追いつけない感情が溢れていく

冷めた顔した道化師が
笑え笑えとせがんでくる
何が良いのか解らなくて
愛想笑いもできない
止まない雨がわずらわしい
雑音が耳を離れない
使い捨ての毎日を
どう愛せばいいというのか

何回も何回も 考えても理解出来なくて
でもそれも自分勝手と
言われそうで心に閉まった
どんなにもがいたって
従うしかないというのなら
心を失くしてしまいたい
憎まないように

涼しい顔したブルジョワが
平然と花を踏みつける
怒りに打ち震えながら
空を睨むしか出来ない
止まない雨がわずらわしい
滴って前も見えない
忘れたいことも焼きついて
瞼の裏を弄んでくる

冷めた顔した道化師が
笑え笑えとせがんでくる
何が良いのか解らなくて
愛想笑いもできない
止まない雨がわずらわしい
弱い自分が許せない
居場所なんてないこの僕は
そもそもここにいちゃいけない
いけないよな
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