さよならを 私から

いつもの角 曲がるその手前で
手を振ってよ ほほえみながら
五年の間 見つめ続けた人
胸の奥 焼きつけるから

すれ違うような 出会いだったのに
何も見えないほど 燃え上がるなんて
きりのない 切なさに 気づきもしないで

これ以上 愛したなら
あなたの全部 欲しくなる
ふたりして ダメになる前に
さよならを 私から

だれもみんな 少しずつ
壊れた心から 目をそらしてる
さびしいのよ 誰か抱きしめてと
叫びたい気持ち こらえて

しゃべり続ける 唇ふさがれて
あなたの胸に からだごと溶けたとき
ほかには もう何も要らなかったのに

愛しても 愛しても
喉の渇きは つのるだけ
言わせてよ 死ぬ思いで
さよならを 私から

愛しても 愛しても
喉の渇きは つのるだけ
ふたりして ダメになる前に
さよならを 私から
×