あたしが向いた方が前

あたしは誰にも必要なくて
狭い部屋だけが居場所
窓には茜色 カーテン引いて
世界に蓋をする

水槽のメダカ見つめていたら
日が暮れてたような1日も
でも無駄じゃない

あたしが向いた方が前なの
何にも出来なかった今日も
大切なカケラになる
痛みと向き合った涙は
いつかあたしだけの歌にするからさ

あなたは誰にも必要ないと
言う人はあなたにはいらない
さよなら 何にも手放さないで
そのままでいればいい

世界を隔てるための扉
実は世界への入り口で
どこへでもいける

あなたが向いた方が前だよ
たとえ 来た道戻っても
誰が何だっていうの
信じるものを譲らないで
いつかあなただけの物語になる

見るため 知るため 生まれてきた
だから誰かを救えなくても
夢さえ見つからないままでも
あたしたちは いい

あたしが向いた方が前なの
何にも出来なかった今日も
大切なカケラになる
痛みと向き合った涙は
いつかあたしだけの歌にするからさ
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