僕の胸でおやすみ

行く雲はひらひらと
島の果て 八重山
この胸に残して消えた
あなたは島の汐風

さよならの汽笛だね
君は髪を なびかせ
壊れた月日を集め
想い出に光る 珊瑚礁

スヤスヤと君は眠る
僕の胸でおやすみして
散る花も 歌に踊る
僕の胸でおやすみして

流れ星 綺麗だね
君の目も 眩しく
変わりゆく季節の中で
この胸が騒ぐお祭り

君は一人泣いていた
泣き言も言えば良い
貴女との月日の中で
想い出は 僕の宝物

満ち潮のように寄せる
膝枕でおやすみして
洋洋と月は照らす
僕の胸で 納めた恋

ゆらゆらと風に眠る
僕の胸でおやすみして
散る花も 歌にゆれる
悲しみとはもうお別れ
島の愛し 想ひで
僕の胸でおやすみだね
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