優しいなんて誤解

都会の人波に紛れて二人は
短いさよならも言わずに別れた

追いかける気持が もしもあったら
違う今日を 生きていただろう

優しいなんて誤解さ
ためらう君を抱きしめて
心まで奪えなかった

振り返る君の姿を
行き交う車の流れが
コマ送りに見せてた

一つも嫌いなところなどないから
二人は自分を変えないと決めていた

星屑が彩る街の何処かで
今日も君は自由に生きる

悲しいなんて不思議さ
冷たい男になったと
自分でも感じていたはず

賑やかな街は今夜も
行き交う恋人のために
バラードを奏でる
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