Diary

いつか樹々は芽をふき河の流れは速さを増した
森の草地を染めてプリムローズやブルーベル咲いてゆく
野鳥の群れの記録をとり仔羊の数を数えてゆく
……そんな日記が彼の部屋にあった

ふいに彼が都市(まち)から消えて幾つか季節が過ぎた
今も妻や家族は行方も理由も知らずに泣くだけさ
多くの図鑑や標本や手掛かりは架空の日記帳
別の世界を彼は生きてたのさ

Tururu……In his diary
Tururu……In his diary 彼方へ

声が聞こえるだろう知ってるはずさ彼の居場所を
きっと手をふりながら微笑んでるよ
あなたのその胸で

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