光るラムネ

海岸線を街へ抜けてく
昨日より涼しくなった汐風

時間(とき)を止めてと願ってみても
急かすようにTシャツの袖をつかむの

言い出せなかった言葉は砂の上
秘密のまま波にいつか攫われてしまっても

キミと走り抜けた短すぎる夏を
水色に光るラムネに浮かべて
「さよなら」の代わりにわたし持ってくから
たまにでいいの 微笑んでね

肩に残った日焼けの跡が
少しだけ気恥ずかしくなるのは

らしくないほど胸を焦がした
この夏が誰かにバレちゃう気がして

ひとり揺られる電車の窓の外
ただ静かに咲いて消える今年最後の花火

ずっと忘れないから わたし忘れないから
例えば青春(きせつ)がどれだけ過ぎても
こんなにもはしゃいだ こんなにも信じれた
もう戻れない キミとの夏

言い出せなかった言葉は砂の上
秘密のまま波にいつか攫われてしまっても

キミと走り抜けた短すぎる夏を
水色に光るラムネに浮かべて
「さよなら」の代わりにわたし持ってくから
たまにでいいの 微笑んでね
思い出の中 会いにいくよ
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