砂の街

星屑は空の砕け散る涙
三日月は夜のナイフ

人波の海に二人して溺れ
すがり合い砂に埋もれ

僕が残ってあなたが見えない
どんなに探しても

暖かい街で南風抱いて
暮したい今度会えたら

濡れた肩かばい歩いてた夏も
マロニエが凍る冬も

風が結んだ誓いがほどけて
時間が止まる午後

あなたが見えない
どんなに探しても
×