君影草

さよならって言ってから まだ経ってないよな
実はそうでもなくて まだ時計がとまったままなだけ
ずっとって言ってから まだ経ってないよな
実はそうでもなくて 僕がまだそこに立ってるだけ

空白を埋めるだけの日々が淡々と過ぎていく中で
枯れることなくここに咲いている花の名前を覚えている

君とまた笑える日々が来るように
僕は変わらずいたほうがいいのか
でも面倒な性格は直したいな

どんな色の雨が降る日でもいつかまた晴れると信じたいんだ
君は変わらぬままでいいから また今の裏側で逢えるといいな

さよならって言ってからまだ経ってないよな
実はそうでもなくて カレンダーを捲っていないだけ
きっとって言ってから 随分と経ったな
これは本当で そして今もそう思ってしまうんだ きっとまたって

君とまた笑える日々が来るように
僕は変わらずいることにしたよ あいかわらずねと笑ってほしい
どんな色の雨が降る日でもまた晴れるかな

君とまた笑える日々が来るように
ずっと変わらずいてほしいなんてもう
言わないよ だっていつか
どんな色に君が染まろうと
どこかでまた巡り逢えたその時に
着飾らない声で笑うだろ そうすりゃまた色が戻るのさ
また今の裏側で逢えるといいな
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