ソーラン仁義

手前生まれは ソーラン節の
歌でなじみの 北海生まれ
夜の酒場を 露路裏 ああ づたい
流す男の 仁義には
意地と苦労が しみている

手前ひとりで 津軽を越えた
ケチな野郎さ 道産子(どさんこ)かもめ
ギターゆこうか のれんを ああ わけりゃ
一つ頼むと声かける
意気がとけあう 人もある

手前生まれは しぶきがかかる
銀のウロコのにしん場育ち
惚れたあの娘も 待っては ああ いまい
風の噂じゃ 他人(ひと)の妻
そうだ忘れて 生きるのさ
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