しあわせ挽歌

追えば逃げてく しあわせが
背中向ければ 呼んでいる
どうせ駄目ねと うす笑い
もしかしたらと 立ち止る
裏街 まよい灯 こぼれ酒

ひとりふたりと めぐり逢い
三つ四つと 消えた夢
いつか涙も 底を尽き
酒と仲良くする夜明け
裏街 とまり木 流し唄

ひとりぽっちにゃ 慣れたけど
ひとりぽっちは さみしいね
吉と出ていた おみくじも
恨みたくなる この頃は
裏街 残り灯 すきま風

何かいいことありそうで
何もなかった昨日 今日
二度と倖せ 望まぬが
二度と不幸もなけりゃいい
裏街 あきらめ うすあかり
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