盃にっぽん

俺の腸 読めない者を
酒の相手にゃ したくない
つよがり言うて 飲んでた奴が
人の涙に つまづいて
こけて転げる  あぁ 浮世坂 浮世坂

酒を愛する 日本人に
悪い奴など 居るものか
世間に負けた さだめに負けた
淋しがり屋の 面影を
酒に浮かべて あぁ 唄おうよ 唄おうよ

皮を被った 枝豆よりも
俺は裸の空豆が
好きだと言った あの口癖を
真似をしながら 懐かしむ
雨の屋台の あぁ 偲び酒 偲び酒
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