ストトン節 (都々逸入り)

ストトン ストトンと通はせて 今さら厭とは胴慾な
厭なら厭だと最初から言へば ストトンで 通やせぬ ストトン ストトン
好いて好かれて相惚れて 一夜も添はずに死んだなら
わたしや菜種の花となる あなた蝶々で飛んでおいで ストトン ストトン


【都々逸】
明けの鐘 ごんと鳴るころ 三日月形の 櫛が落ちてる 四畳半


ストトン ストトンと戸をたたく 主さん来たかと出てみれば
そよふく風にだまされて 月に 見られて恥ずかしや ストトン ストトン
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