RUST

選ばれないことに慣れていた
好奇心がうすれて 錆びついてゆく感情
試されてるだけのシステムに
誰一人として疑問を感じなくなってた

息を切らしても 気付かれないから
この海で窒息する前に 痛みを叫べ

誰かに見つけられる事を
ただ待ってるだけじゃ変われないから
手を伸ばした先にみえる未来を
掴みにゆけ 音の最果てまで

ありがちな言葉を前にして
笑っていられる程 容易くはないから
比べられるだけのシステムを
引き裂けるくらいの爪を 研いで待ってた

見えない壁に 遮られてる
この街に飲まれる前に 痛みを叫べ

誰にも届かない想いを
嘆いてるだけじゃ変われないから
錆びた感情に名前を付けて 吐き出してゆけ
音が枯れ果てるまで

仄暗い夢を掲げたルサンチマン
破裂しそうな心 誰が覆ってくれる?
走り続ければきっと誰もが同じ
痛みを抱え 生き続けていく

誰かに見つけられる事を
ただ待ってるだけじゃ変われないから
報われる事だけ願って 睨んで
黒い雨に飛び込んでゆく
風に触れて錆びてくだけの
悲しい物語で終わらせたくない
灰色の空に一筋の色彩を
刻んでゆけ 音が枯れ果てるまで
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