ケンタウルスの海

あれから僕は迷い続け 浜辺に座り空を見上げ
風に聞いても仕方ない ビルに言っても意味は無い
自由に生きたからって 自由に死ねるわけじゃない
波を打ち抜く弓矢は 浮かぶもくずとなって 散って
飛んだ水が 星になる

これから僕は岸辺を歩き 干からびた悲しみを歌う
誰が聞いてもわからない だけど君に届くかい
自由に愛したからって 愛されるとは限らない
君を打ち抜く弓矢は 明日の雲に刺さり ふって
沸いた星が 河になる

だまし絵の階段ばかり この町にいくつあるのか
降りては昇るその繰り返しに 気づいた“あれから”

自由に生きたからって 自由に死ねるわけじゃない
波を打ち抜く弓矢は 浮かぶもくずとなって 散って
飛んだ水が 星になる ふって
湧いた星が 河になる
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