指定席<Acoustic ver.>

朝の挨拶も引きつった口元
知らないフリは苦手 うつむいて話す

またしわくちゃなシャツ着てる
眠そうな横顔
ちょっかい出そうとしたこの手
そっと引っ込めた

君の隣だって
埋まっちゃったんでしょ

気づいてたよね
だって好きを隠せてなかったから
隣見れば嬉しくて
触れたくて 触れて欲しくて

白い紙にこっそり書いたハートのおまじない
いやはや効果なかったな
こんな弱虫のお願いなんて
神様も聞いてないか

何度も言おうとしたの 踏み出せなかった私が悪いけど
期待してたんだ 欲しい言葉があったの
うぬぼれだったかな

気づいてたよね
だって好きを隠せてなかったから
隣見ればうれしくて
触れたくて でも怖くて

また君の隣が空席になるそのときまで
予約してもいいですか
今度はちゃんとちゃんと言うから
隣に座りたい
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