人生つづら坂

ひとつ越えても その先に
続く七坂 忍ぶ坂
明日を手さぐり 爪先立てて
咲かすしあわせ 八分咲き
夢を心の 杖にして
登る人生 つづら坂

過ぎてしまえば 苦労さえ
節目 節目の 宝もの
語りきれない 身の上ばなし
胸の暦に 書いてある
人の情けに 手を借りて
登る人生 つづら坂

人の姿が 鏡なら
映る自分も また鏡
汗と涙を 肥やしに変えて
生きてはじめて 味がでる
雨が足元 濡らそうと
登る人生 つづら坂
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