砂の城

砂の城のように脆く儚くとも迷いはもういらない

「なぜこの道を歩み続ける旅人よ」
憂鬱な大地を漂う 若き夢の成れ果て
静寂さと葛藤が入り混じる夜に
未だ未完成な心 それでも戦うのなら
消えない火を灯せ

きこえるか この脈を伝うは 限りある時間と代わりなどない真実
砂の城のように脆く儚くとも迷いはもういらない

静寂さと葛藤が入り混じる丘で
不揃いなままでもいい それでも立ち上がるなら
貫く意志を示せ

きこえるか この脈を伝うは ゆずれない夢と代わりなどない真実
砂の城のように脆く儚くとも迷いはもういらない

傷付けて傷付いてもまた同じ空を見上げ願うだろう
苦しみや痛みをもこの両手以上に抱えてでも
茨の道を歩み続ける あの光を求めて
×