あたらしいそら

求めるからこそ
進もうとしてみるからこそ
びしょ濡れになったね
雨上がりと薄いコーヒーの朝

でもね、でもね、
それでもそばにいて
素直に口にはだせないけれど
窓を開けたら風が
そっと、強く、私を叱る

あたらしいそら見上げよう
ふたりだけにわかる理由がそこにあって
かがやくの
離れることのできない
幸せな罪

無愛想な指が
驚くほどには不器用で
それでも優しく
ふれられるとついうれしくなるの

だから、だから、
いつでも気にかけて
長電話、好きじゃないってしってても
声を聴くとね
伝えたいことが、あふれてきてしまう

あたらしいそら見上げよう
ふたりだけにわかる理由がそこにあって
かがやくの
見慣れたはずの世界も
いまあなたに見せたい
小鳥が羽ばたいて希望の葉とどける
遠回りだったかもしれないけど
We've found a sign in the sky

文字数だけ埋めるような夜明けは要らないから

ふたりだけにわかる言葉がそこにあって
寄り添うよ
あまんじて受け入れて、ただ
あなたそのものがほしいの
幸せな罪
×