土佐の恋唄

今年こそはと 希望(のぞみ)をかけた
これで何度の 待ちぼうけ
あなたなくても
夏に始まる よさこい祭り
あの夜別れた はりまや橋で
鳴子をひと振り また三振り

こころ知らずに はちきんなどと
他人(ひと)が笑って 指をさす
逢えぬ辛さを
唄で忘れる よさこい祭り
浮かれ囃子に おらんくの池じゃ
潮吹く魚も 躍り出す

思い切ろうと つとめたはずが
またも一年 待つつもり
揃い浴衣で
調子取りたい よさこい祭り
朝になるまで 人の輪抜けて
踊り納めの 桂浜
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