部屋の中で

ひとりぼっちで
また今日にさよなら
ふたりの思い出に毎日さよなら

後悔なんて言葉では
この気持ち たりないけど
もしも願いが叶うなら
もう一度 あの頃のように

眠りにつくまで
髪をなでてくれたあなたの
その右手がなにより恋しくて
今日も眠れないんだろう

どんな季節も
あなたと手を繋ぎたい
となりじゃダメなら
いちばん遠くでいい

だってあなたに出会うため
私は生まれてきたんだよ
“君と出会えてよかった”
そんな言葉で泣かせないでよ

もう忘れようと思っても
消せない思い出が
この部屋にもあまりにも多くて
今日も眠れないんだろう

広すぎるベッドの上
あいたままの半分に
ぬくもり探す夜も
きっとあなたは誰かの耳もと
やさしい声で愛をささやいてるの

“もう忘れよう”
消しても消せないあなたが
この胸に住み続けるから
今日も眠れないんだろう

愛しい日々よ さよなら
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