何も無き一夜

何も無き一夜 部屋の中 ねころびながら
ひとりでうたっていた

昼間見た世間を 働く人の姿を思い
部屋の中で 今日も ひとり

何もない一夜のなぐさみよ
タバコを吸いながら はなうたをうたっていた

この世にはわが身ばかりがありて
沈沈と更ける夜と遊び
得意を机上にばらまいてくらした
働く人々を横目でながめた

何もない一夜のなぐさみよ
机に身をよせて はなうたをうたっていた

働いた 疲れて寝た 働いた 疲れて寝た
ああ 夢を追わなきゃならない

何も無き夜 一夜のなぐさみに
机に身をよせて はなうたをうたっていた
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