能登はいらんかいね

欠けた徳利に 鱈子のつまみ
酒の注ぎ手は 見染めたあの娘(こ)
能登はいらんかいねー
ふるさと能登はョー
寝酒三合に 口説きを混ぜて
今夜は輪島の 夢をみる

風は潮風 シベリア返し
汽車は昔の 各駅停車
能登はいらんかいねー
ふるさと能登はョー
いさざ土産に 嫁さんつれりゃ
おひろめ椿の 花が舞う

冷やで五合 ぬくめて五合
しめて一升 酒ありゃ楽し
能登はいらんかいねー
ふるさと能登はョー
氷鳴らして 想いを馳せりゃ
御陣乗太鼓の 音がする
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