日曜讃歌

土曜日のそよ風と カーテンが巡り逢う
太陽は青空を広げっぱなしている
あの大きな木のてっぺんで 君と二人 口笛を吹いていたい

もし神様に叱られたって もし天国に行けなくたって
あなたと笑い合えるこの地上がもう この上ない楽園だ
誰かのために生きていくこと 独りではなく生きていること
気づけたら大切な人の手をぎゅっと 握りしめるだけでいい

日曜日の夕方を 雲がただ流れてく
何事もない日々に 何を見つけようか
退屈さと穏やかさの その中間で 次のページをめくろう

映画みたいにいかなくていい 拍手の海に溺れなくていい
僕らの日常は世界を賑わせる ニュースにならなくていい
幼い頃の片思いのように 大きくもなく 小さくもない
けど一人一人にとって ただ一つの 宝物があればいい

誰かのために生きてく前に 誰のおかげで生きて来れたか
心の中でパパとママの手をそっと 握りしめるだけでいい
誰かのために生きていくこと 独りではなく生きていること
気づけたら大切な人の手をぎゅっと
包み込むように 勇気を出して 握りしめるだけでいい
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