コトノハジマリ

点検中とかかれたエレベーター
22階の部屋まで行き着けない
リノリウムの階段 果てしないね

ヒールの靴もドレスもスーツケースも
何も持たずに何もないところへ
そんな旅になるはずだったのに

カサブランカからカップジュピーへ迷い込む
コトノハジマリはどちらともなく決めたこと

ただ降るような星空とあなたの温もり
すぐそばにある肩越しの未来を夢見た

コンクリートの廊下にしゃがみ込んで
ずっとこのまま途方に暮れひとりきり
思い詰めたりしないで耳をすませば

カサブランカからカップジュピーへ迷い込む
コトノハジマリはどちらともなく決めたこと

冷たい風が吹く空に瞬く星屑
もう私だけ夢のなか行き着く果てまで

ただ降るような星空とあなたの温もり
すぐそばにある肩越しの未来を夢見た

ただ降るような星空とあなたの温もり
すぐそばにある肩越しの未来を夢見た

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