家族

あの頃は 若くて 素直には なれずに
雨の中を 飛び出した お前と 俺

お前仔猫 守る 母猫の 顔して
震えながら ビルの陰 俺をまっすぐに見た

舟を出そう 知らない海に
行こうふたりだけの国へ
Oh!今
舟を出そう お前となら
きっと なれるだろ「家族」に

決めたのは この俺 背中押した お前
幼き子の 安らかな
寝息 そっと聞きながら

家族という 舟を出そう
心ただ命じるままに
Oh!今
舟を出そう 星降る夜に
これが 最後の誓いさ

舟を出そう 嵐の夜も
守ろう そこに何があっても
Oh!今
舟を出そう お前となら
ほら なれただろ 「家族」に
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