Woman~Wの悲劇より~

もう行かないで そばにいて
窓のそばで腕を組んで
雪のような星が降るわ
素敵ね

もう愛せないと言うのなら
友だちでもかまわないわ
強がってもふるえるのよ
声が……

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
横たわった髪に胸に
降りつもるわ星の破片(かけら)

もう一瞬で燃えつきて
あとは灰になってもいい
わがままだと叱らないで
今は……

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
やさしい眼で見つめ返す
二人きりの星降る町

行かないで そばにいて
おとなしくしてるから
せめて朝の陽が射すまで
ここにいて 眠り顔を
見ていたいの
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