夢の切れ端

誰かが落としていった
小さな夢の切れ端
何も無い私一人
ぼんやり映す影法師

忙しなく進む
東京の街並みに
あの日君がぎゅっと
右手首に固く結んだ

Fly 何度だって 描いては消して
くり返した
歪な未来の地図
いつの日か 糸は解けて
どこか消えても
この胸に誓った約束 守るから

満員の電車はまだ
慣れない息苦しさで
誰もが明日の夢
持ってる訳なんてなくて

終点の駅に冷えた手が赤くなる
結んだままのリング
投げ捨てて今すぐ 帰りたい

Cry どんな夜でも 朝はやってくる
涙拭いて
もう一度結び直すよ
いつの日か 糸は解けて
どこか消えても
この胸に誓った約束 守るから
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