雨音

夜明け前の 暗い部屋で
ガラス窓に 憂鬱を写す
腕組み 空 見上げ歌うの
朝を迎えるのが怖いだけよ

愛がないことわかっていても
求めてしまうわ いつでも
このまま二人 光探して
暗い夜空を彷徨うの

マスカレード 闇に抱かれ
仮面に気持ち隠した
淋しさ隠すため 妖艶に踊る
トワイライト 星が泣いて
乾いた心濡らした
優しい言葉ならいらないわ
雨音だけを聞かせて

茜色の 朝焼け雲
隣でまだ寝息たてるあなた
起きる前に 私は行くわ
冷たい女のままでいさせて

答えの出ない愛に焦がれて
当てもなく歩き続けた
ため息さえも遠く聞こえる
出口も見つからないまま

ローズレッド 赤く染まる
横顔 目に焼き付けた
さよなら告げないでドアを開ければ
ムーンライト 月が泣いて
右の掌濡らした
優しい言葉なら言わないで
雨音だけを聞かせて

罪作りなの あなたはいつも
キスを交わすたび色づく
私の気持ちなんて知らない
そばにいるだけでいいのに

マスカレード 闇に抱かれ
仮面に気持ち隠した
淋しさ隠すため 妖艶に踊る
トワイライト 星が泣いて
乾いた心濡らした
優しい言葉ならいらないわ
虚しいだけよ…
いらないわ雨音だけを聞かせて
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