哀しみの足音

当たり前のように 夜が更ければ
去って行く背中を ぼんやり見てた
眠った町に 遠のく足音
せめて一度くらいは 振り返ってほしくて

わかっているの 未来などないのは
わかっているの 待つのはいつでも私だけ
凍える胸に 聞こえる 哀しみの足音

一人になることが とても怖くて
そばにいる時さえ 寂しいくせに
それでもあなたに 抱きしめられれば
やっと決めた別れが 崩れ落ちてゆくから

わかっていたの 愛してはだめだと
わかっていたの 心は移ろい変わりゆく
涙と共に 流れる 哀しみの足音

わかっているの 未来などないのは
わかっているの 待つのはいつでも私だけ
凍える胸に 聞こえる 哀しみの足音
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