嗚呼… 光照らさん

今宵の月は蒼くさんざめいて
千年の宴、終わり無き夢
椿の華落ち 蜜を滴らせ
此の世は諸行無常 桃源果て行く

冷たい手 唇さえ全て愛しくて
深イ爪跡ノ、傷ヲ残ス…

たとえ 叶わぬ夢だとしても構わない
麗しき影に其の身を焦がして
神の下(もと)でも全て捨て抗って
君と最期(さいご)を共にしたい
生命(いのち)尽きようとも 君を想ふ

嗚呼… 零へ還らん

蠢く感情 全て押し殺して
咲いて散り行く華のやうに
命は刹那 聲(こえ)を轟かせば
夢幻の天(そら)煌(ひか)り、想ひは漂ふ

此の羽を 身に纏って 君を連れ出して
嗚呼、戻レル成ラバ 風ヨ遠ク…

君の隣で君の全てを感じたい
穢れなき愛に此の身を委ねて
天(そら)を彩り “零”へと還る方へ
現代(いま)と未来を繋ぐ為の
翼折れようとも 駆けて行け

悪魔の聲(こえ)に
耳を貸さぬやう
手を握って
目を逸らさないで
幾度と無く此の夢を観てきた
偽りなき想ひを馳せ翔べる筈

たとえ 叶わぬ夢だとしても構わない
麗しき影に其の身を焦がして
神の下(もと)でも全て捨て抗って
君と最期(さいご)を共にしたい
生命(いのち)尽きようとも 君を想おう

零へ…

嗚呼… 光照らさん
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