湯西川

川の流れが 秋に染まる
真っ赤な紅葉(もみじ)の 花筏(はないかだ)
あなたに何も 尽せなかった
きっと重荷に なってた私
逢いたいなんて 迷惑ですね
ひとり身を引く 湯西川(ゆにしがわ)

もしも涙で 書けるならば
書かせて下さい 詫(わ)び状を
あなたの愛に 包まれながら
過ぎたあの日が まぶたに映る
今更遅い 悔んでみても
風が冷たい 湯西川(ゆにしがわ)

雪見障子(ゆきみしょうじ)に 点(とも)る灯(あか)り
ひとりじゃ淋しい 旅の宿
明日(あした)になれば もう泣きません
泣けば引きずる おもいでばかり
置いてきぼりに していた夢を
追って行きます 湯西川(ゆにしがわ)
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