地図のない道

何もない手の平に 夢だけ握り
故郷(ふるさと)をひとり発ち 列車(きしゃ)に乗った
嵐の夜に耐え 日照りの坂を越え
しみじみと感じた 大きな親の愛よ
ああ人生 願った様にはならないが
歩いた様には なってきた
泣きたい時ほど 微笑うかべ
地図のない道 私の旅は

若い日にぶつかって 離れた友が
雪の夜ふらり来て 酒を飲んだ
愛する人達が 教えてくれたこと
幸せの棲家(すみか)は この手が届く場所と
ああ人生 思った様にはいかないが
信じた様には なってゆく
はしゃいだ後には 心を鎮(しず)め
地図のない道 私の夢は

地図のない道 私の旅は
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